北海道のカウンセリングルーム

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広い土地柄もあり、北海道には多くの私設心理相談室が存在しています。この記事では、北海道の公認心理師たちが開業しているカウンセリングルームをご紹介します。アーカイヴを作って残しておこう、というのがこの記事を書いた動機です。そこで、カウンセリングルームを紹介するにあたって、いくつか条件を考えてみました。こうです。

①代表が国家資格の公認心理師の有資格者であること。

②1人か、少人数によって運営されていること。(掲載時点で会社組織ではないということ)

③精神科クリニックなどの付属施設ではないこと。

④ウェブサイト(ホームページ)を公開していること。

⑤臨床心理士の有資格者でもあること。

ネット上をくまなく探したのですが、公認心理師の登録が始まった2019年現在、この条件にヒットする相談室はあまりありませんでした。臨床心理士の有資格者はある程度発見できたのですが、プロフィールに公認心理師であると明記しているサイトはほとんどなかったのです。もしかすると、試験に合格したもののサイトを更新していないか、何らかの理由で受験を先延ばししているか、さまざまな事情があるのだと思います。確認が取れ次第、順次追加してご紹介していくつもりです。

また、相談室を開業している公認心理師であるにもかかわらず、ウェブサイトを公開していない方がわずかながらいらっしゃいます。その方々のお顔が個人的に思い浮かぶのですが、諸般の事情でネット上の広報は控えているのだと思います。残念ですが、その方々のご紹介は断念したいと思います。

いまから10年ほど前ですと、「札幌カウンセリングセンター」や「大通公園カウンセリングルーム」などの老舗がまだありました。残念ながら代表が逝去されたり、本州に転出されたりして、いまはもうありません。世代が交代していくことを感慨深く思います。

⑤の条件、つまり公認心理師と臨床心理士の二つの資格を合わせて持っていることについて説明しておきます。公認心理師の試験は2018年度から開始されたのですが、最初の5年間は経過措置として現任者の受験が認められています。この現任者には心理カウンセラー以外の職種の方も含められており、本格的な心理療法の教育やトレーニングを受けていない方も実は受験可能になっています。そうした現実に鑑みて、ここでは臨床心理士の資格を合わせて持つ公認心理師のみご紹介することにしました。近い将来、臨床心理士の資格はなくても、大学と大学院で正規の公認心理師教育を受けた開業カウンセラーがデビューするはずです。そのような方のカウンセリングルームが北海道に開設されたときには、すぐにここでご紹介するつもりです。

公認心理師の相談室を発見し、許可が得られたものから順次掲載していきます。いま現在以下のカウンセリングルームを紹介しています。ご参照ください。

リスト

*なおこ心理相談室(恵庭市)

*カウンセリングオフィスProgress(札幌市)

*のっぽろカウンセリング研究室(江別市)

*トポス心理療法オフィス(札幌市)

*Liezo カウンセリング&コンサルティング(札幌市)

以下更新予定です。


それにしても、北海道の人口の布置と同じように、やはり開業カウンセリングルームが札幌市に一極集中している感じはぬぐえません。これは、いたしかたのないことなのかもしれません。しかし、公認心理師や臨床心理士ではない心理カウンセラーがとても多いという印象を持っています。こうした中で、心理的支援の提供者として一定水準の専門性を有していることを保証する、公認心理師が運営している北海道のカウンセリングルームを紹介することには、相談者の方々にとって一定の意義があると思っています。

 


 

なおこ心理相談室

 

事業所名:なおこ心理相談室
住 所:〒061-1373 北海道 恵庭市恵み野 西1丁目 13番7
設立年:2015年
代表者:足立直子(あだちなおこ)
資 格:公認心理師、臨床心理士
ホームページ:https://naokocounseling.jp/


 

カウンセリングオフィスProgress

 

事業所名:カウンセリングオフィスProgress
住 所:〒060-0042札幌市中央区大通西1丁目14-2 桂和大通ビル50 9F
設立年:2016年
代表者:向裕加(むかいゆか)
資 格:公認心理師、臨床心理士
ホームページ:https://www.co-progress.jp/


 

のっぽろカウンセリング研究室

 

事業所名:のっぽろカウンセリング研究室
住 所:〒069-0803 北海道 江別市野幌屯田町 3-12
設立年:2010年
代表者:田澤安弘(たざわやすひろ)
資 格:公認心理師、臨床心理士
ホームページ:http://www7b.biglobe.ne.jp/~nopporo-counseling/


 

トポス心理療法オフィス

 

事業所名:トポス心理療法オフィス
住 所:〒060-0807 北海道 札幌市北区北7条西5丁目6-1 ストークマンション札幌 6階
設立年:2019(2008)年
代表者:近田佳江(こんだよしえ)
資 格:公認心理師、臨床心理士
ホームページ:https://www.topos-psychotherapy.jp/ いま御覧になっているサイトです。


 

Liezo カウンセリング&コンサルティング

 

事業所名:Liezo カウンセリング&コンサルティング
住 所:〒060-0053 札幌市中央区南3条東6丁目
設立年:2014年
代表者:中川貴美子(なかがわきみこ)
資 格:公認心理師、臨床心理士
ホームページ:http://liezo.co.uk/


 

カウンセリング・サービスをお求めの相談者の皆様に、少しお伝えしたいことがあります。この記事に掲載されたカウンセリングルームに関して詳しくお知りになりたい方は、そのホームページをご覧になり、直接先方に連絡を取ってお問い合わせください。トポス心理療法オフィスは、ここに掲載した相談室のカウンセリング内容その他に関して一切関知しておりませんので、どうぞご了承ください。

カウンセラーと資格について


北海道には数多くの開業カウンセリングルームがあるにもかかわらず、公認心理師の有資格者が代表を務めているところに紹介を限定したことについて、少し触れておきたいと思います。

カウンセリングを求める相談者の皆様には、さまざまなニーズがあります。そして、そのニーズに応じたカウンセラーとカウンセリングルームが存在しています。たとえば、人生相談、霊的なスピリチュアル・カウンセリング、タロットや水晶や手相などによる占いカウンセリング、アロマセラピー+カウンセリングなどのリラクゼーションなど、庶民のあいだでは昔からとても人気のある領域だと思います。

では、臨床心理士や公認心理師の心理的支援としてのカウンセリングは、庶民の中に浸透しているのでしょうか? 

おそらく、臨床心理士の名称はかなり高い知名度があるはずです。1980年代の後半に作られた民間資格なので、30年ほどの歴史があります。では、公認心理師はどうなのか。おそらく今の段階では、この名称をご存知の方はあまりいないような気がします。心理的支援に関わる唯一の国家資格であるにもかかわらずです。この公認心理師の名称が庶民に浸透して、国民の誰もが知っているような資格に早くなればよいのに、そんな願いがこの記事を執筆した背景にはあります。

カウンセリングの資格のことを強調したり、高度の専門性を強調したりすると、それが極端なものになればプロフェッショナリズムに陥ってしまいます。プロ意識の権化のような権威的なカウンセラーのところへ行きたいクライエントなど、いったいどれだけいるのでしょうか? ただ、相談者お一人お一人に対して、カウンセラーとしての一定の専門的知識と技能の職業的な自律性について保証することは必要であると思います。簡単に言うと、カウンセラーとして一定水準の技量を備えていることをクライエントに分かりやすく明示することが、やはり必要ではないかということです。

公認心理師とは、心理的支援を提供するカウンセラーに求められる必要最小限の水準を満たしていることを保証する資格であると考えています。それ以上でもそれ以下でもない、ひとつの目安です。国家資格であることによって、法的にカウンセラーは職責に関わる縛りを受け、クライエントは保護されることになります。資格が重要なのは、カウンセラー側の何かを示すことよりも、むしろクライエントが保護されることにあるように思われます。

私たちは、何か困りごとがあるときには、さまざまなサポートを受けることができます。公認心理師のカウンセリングは、そのような選択肢の中のひとつです。これからますます、この選択肢が国民の中に浸透していくことを願っています。

 

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2019年03月27日