カウンセラー・プロフィール


ご挨拶

カウンセラー 近田 佳江 (こんだ よしえ)

先代の所長が2008年から開設したトポス心理療法オフィスを受け継ぎ、2019年4月よりカウンセリングルームを運営することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

私はこれまで、精神科病院や心療内科クリニックの心理士として8年間勤務した後、私立大学学生相談室や予備校のカウンセラー、公立中学校のスクールカウンセラーなどを4年間、北星学園大学の専任カウンセラーとして14年間、合わせると26年のあいだカウンセリングの仕事に従事してきました。

心理臨床家としては、これまで主に分析心理学(ユング心理学)に根ざしたトレーニングを受けてきました。カウンセリングを行う際は、こうしたオリエンテーションをベースにしつつも、相談者お一人お一人に適した方法を大切にしています。

大人から子どもまで、現代ではそれぞれの人たちが抱えている心理的諸問題が多様化しています。これまでの幅広い臨床経験を活かして、一人ひとりの相談者のお悩みにぴったり合った心理的支援を提供できるよう心掛けていきます。

2019年4月1日


プロフィール

[最終学歴]:北海道大学大学院教育学研究科教育学専攻修士課程修了(教育学修士)

[資  格]:臨床心理士、公認心理師

[所属学会]:日本心理臨床学会、日本箱庭療法学会、日本ユング心理学会、その他。

[著  書]:共著『ナラティヴと心理アセスメント』創元社

[論  文]:単著「全頭脱毛症を呈する幼稚園女児の遊戯療法過程」箱庭療法学研究、共著「短期療法によって介入した複雑性PTSDの一女性を対象とする単一事例研究」アディクションと家族、共著「制作者の主観的体験からみた箱庭表現過程」北星学園大学社会福祉学部北星論集、その他。

[翻  訳]:共訳「女性の立場から見たDSM-Ⅲ」Kaplan, M. (1983) A Woman's View of DSM-Ⅲ. American Psychologist, 38, 786-792.

[これまでの社会活動]:日本産業カウンセラー協会講師、日本キャリア・マネージメント・カウンセラー協会講師、私立大学非常勤講師、その他。

[プロフィール・ページ]:こちらは北星学園大学に勤務していた頃のresearchmapのプロフィールです。まだ残っているようです。

 


推薦のことば

トポス心理療法オフィス前所長 元北星学園大学教授 清水 信介 (しみず のぶすけ)

 私は、近田佳江さんの大学生時代はもちろんのこと、心理臨床の仕事につかれてからはカウンセリングのスーパーヴィジョンを通して指導をしてきました。スーパーヴィジョンというのは、カウンセラーが面接技術の向上をはかる上で不可欠な実地訓練のことです。それらの関わり以外にも、箱庭療法に関する研究の共同研究者として、また心理療法研究会の中心メンバーとして、一緒に学んできました。顧みると、近田さんとは20年ちょっとにわたる関わりがあります。その過程で、私がいつも強く感じていたのは、彼女の情緒的に安定した人柄とひとに対する誠実な態度、そして研鑽の努力を惜しまない姿勢でした。そうした特性は心理臨床家にとって得難い資質であります。
 近田佳江さんは長年にわたり多くの臨床経験と訓練を積んでこられたカウンセラーです。心の悩みや問題について安心して相談できます。

2019年4月19日

 

 

 


カウンセラーのプロフィールについて

カウンセラーのプロフィールについて、いろいろな視点から考えてみたいと思います。カウンセリングルームを開設してウェブサイトを公開するときには、カウンセラー本人の簡単なプロフィールを書いたページを含めることが当然なのですが、全国の開業カウンセラーたちは、実に多種多様なプロフィール・ページを作成しているようです。ここでは、相談者の皆様が、カウンセラーたちの書いたプロフィールをどのような視点から見れば役に立つのか、ひとつの考えを示そうと思います。

ここで、一般的なレベルで説明しておきましょう。日本語的な「プロフィール」は、フランス語の “profil” からきています。英語だと、プロファイル (profile) の表記が適切です。意味としては、日常的なその人のありよう、あるいはあまり他人には知られていない一面などを意味しています。語源としては、ラテン語の「輪郭を描くこと」が転じて、横顔を意味するようになったようです。また、肖像画には正面像と側面像があります。後者では、鑑賞者から見て圧倒的に左向きの構図で描かれた絵が多いようですが、これは作者である画家の利き手・利き腕の機能的な影響によるという説があります。いずれにせよ、プロフィールとは、直接にはその人の横顔や人物としての輪郭を意味しています。

書かれるべき項目について

プロフィールとして書かれるべき項目に職業的な決まりがあるのかと言えば、何もありません。何を書こうと自由なのです。しかし、心理カウンセラーとして相談者の皆様に知っていただくべき最小限のことは書かれている必要があると思います。それは、カウンセラーになるためにこれまで受けてきた教育やトレーニング、それからカウンセリングに関する経歴などです。心理的支援を求めている相談者は、こうした情報を知る権利があります。そのため、カウンセリング・サービスを提供する側は、専門とする職業に関するプロフィールを公表しておくことが必要であり、そうすることが倫理的にも望ましいことであるように思われます。

必要最小限のところで書かれているべきなのは、学歴、経歴または職歴、カウンセラーとしての資格などでしょう。その他にも、著作、所属学会、社会貢献あるいは社会的活動なども書かれていれば、それを見る相談者の方々はたんに専門家であることを認知するだけでなく、どの領域に強みのある心理臨床家であるのかについても知ることができるはずです。学歴はどんな教育やトレーニングを受けてきたのかについて伝えます。経歴はどの領域で専門性を発揮してきたのか伝えます。資格は心理カウンセラーとして一定水準の基準を満たしていることを伝えます。著作はどの領域で特に専門性を発揮できるのか伝えます。所属学会は一定の研鑽を継続していることを伝えます。社会貢献はカウンセリングという実務以外の活動の幅について伝えます。

このような項目を文章にして示したものが、プロフィールです。カウンセラーの専門性について相談者が知る権利を満たすことができるプロフィール、これがひとつの横顔として公表されることになります。

プロフィールを見ることによって作られる印象

さまざまな心理カウンセラーのプロフィール・ページには、最小限の情報つまり相談者の知る権利を満たす程度のプロフィールしか書かれていないものもあれば、それを超えた詳細な自己紹介が書かれているものもあります。プライベートなことをオープンに語って自己開示したり、社会心理学的には自己呈示と言いますが、自分がカウンセラーになったストーリーを強くアピールしたりです。最小限の情報しか書かれていないプロフィールであれ、たくさん書かれたアピール性の強いプロフィールであれ、それを目にした相談者は何らかの印象を形成するはずです。

プロフィールを見た印象はもちろんですが、ウェブサイト全体を見た印象についても触れておきましょう。とても見やすい、見栄えのよいサイトは、見る人に良い印象を与えるはずです。特に専門のウェブデザイナーなどの業者に依頼して作成したホームページは、どのページを見ても好印象を与えるはずです。一方で、あまり見栄えの良くないサイトは不慣れなカウンセラーが自分で作成したものがほとんどで、業者が作成したものと比較するとかなり見劣りするはずです。

ここにリスクが生まれるような気がしています。次にお話ししたいのは、この印象に関する落とし穴についてです。

カウンセラーの実像とは一致しないイメージ

ウェブサイトを見て受けた印象は、そのままカウンセラーに対して抱くイメージに影響を及ぼすでしょう。まだ直接顔を合わせたわけでもないのに、良くも悪くも、カウンセラーのイメージが何となくできあがってしまうのです。カウンセラーのプロフィールはどうでしょうか。これも同じことでしょう。良くも悪くも、何らかの先入観を作り出してしまう恐れを否定できません。

何とはなしにできあがったカウンセラーのイメージを持って、初回面接にやってきたとしましょう。おそらく、ウェブサイトやプロフィールから好印象を受けた相談者の方は、実際にカウンセラーと対面してみて、「あれっ」と違和感を抱いたり、「イメージとぜんぜん違う」とガッカリすることがあるかもしれません。あるいは反対に、実際に顔を合わせたほうが印象がよくて、あるいは想像していたよりもずっと好感がもてて、「よかった」と胸をなでおろすことがあるのかもしれません。

プロフィールの見方

はじめてカウンセリングルームを訪れる方に、何の先入観もなしに来談しましょうとは言えません。ただ、プロフィールの見方としては、自分のニーズを満たす条件がそこに書かれているのか、という点に留意するのがよいでしょう。たとえば、自分が求めているカウンセラーは、長年の経験がある経験豊富なベテランがよいとか、特定の領域に強みのあるスペシャリストがよいとか、幅広い領域をカバーするジェネラリストがよいとか、自分が興味を持っている○○療法の専門家がよいとか、そうした希望に合致する情報が書かれているかどうかに着目して読んでみるのです。

カウンセラーがどんな人であるのか、その人柄は相談者にとってとても重要なことでしょうし、カウンセラーと相談者との相性は、カウンセリングを行うにあたって重要な要素であると思います。ただ、相談者がウェブサイトで出会った心理カウンセラーが具体的にどんな人であるのかは、プロフィールを読んだだけでは分かりません。こればかりは、実際に顔を合わせる以外に知るすべはないのです。繰り返しになりますが、プロフィール・ページは、あくまで自分のニーズを満たすカウンセラーとしての条件が書かれていることを、チェックするために見るのがよいでしょう。

おわりに

皆様がいまご覧になっているこのサイトは、ホームページ作成ソフトを使った手作りによるものです。初めて作りました。作成にあたって、ホームページの知識が乏しかったので、その方面に明るい札幌の心理カウンセラーの同業者の方に多大な協力をいただきました。手作りのこのサイトが皆様にどのような印象を与えるのか、とても気になります。これからも少しずつホームページのことを勉強して、相談者の方にとって見やすくて、有益な情報を提供するサイトを作っていきたいと思います。



札幌市でのカウンセリングはトポス心理療法オフィスへ