スカイ&リーフ カウンセリング(神奈川県横浜市)| 全国のカウンセリングルーム探訪

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【スカイ&リーフ】がある街、横浜

学会出張でよく訪れるのが横浜です。横浜はとても良い街です。人口は札幌の倍くらいですが、東京のように大きすぎないので、ほどよい規模です。横浜中華街、八景島シーパラダイス、横浜ランドマークタワー、野毛山動物園、みなとみらい21、赤い靴はいてた女の子の山下公園、赤レンガ倉庫、横浜イングリッシュガーデン、金沢文庫と運慶作の仏像がある称名寺など、見どころもたくさんあります。

いつも学会の会場になるパシフィコ横浜の裏側には海が広がっています。とてものどか。学会のお昼休みには、その岸壁にあるベンチに座って、近くのコンビニで買ったお弁当を食べながら海を見つめることがあります。日中は真面目に心理臨床家たちの研究発表を聞きます。そのため、横浜の街に繰り出すのは夜の食事時しかありません。観光名所はいくつか訪れたことがありますが、もちろんそれは学会出張以外の機会です。

さて、今回は神奈川県横浜市にあるカウンセリングルームを紹介します。臨床心理士の村松奈美先生が代表をつとめる“スカイ&リーフ”です。ウェブサイトはこちらです。→横浜のカウンセリング|スカイ&リーフ カウンセリング 横浜にはたくさんの私設心理相談室があります。そのなかでも、スカイ&リーフにはどんな特徴があるのか、いろいろと見ていくことにしましょう。

 

スカイ&リーフの概要

カウンセリングルーム名:【スカイ&リーフ】

住所:神奈川県横浜市港南区上大岡西2-12-2 グリーンフィールド上大岡402号室

TEL:050-5309-5150

代表:村松奈美
The University of Maryland Graduate School修了(カウンセリング学部修士)、臨床心理士

ホームページ:https://skyleaf-counseling.com/

 

アプローチ

ただ「話を聞くだけ」のカウンセリングではなく、主に認知行動療法など、短期間で効果を上げる手法が中心になっています。その他にもクライエント中心療法、精神分析的(力動的)心理療法、問題解決志向アプローチ、家族療法、ソーシャルスキル・トレーニング(SST)など、相談者に適した手法が合わせて用いられます。また、出来るだけ少ないセッション回数で、最大限のカウンセリング効果を目指しているため、全体的には比較的少ない回数で終了する傾向があるとのことです。

対 象

子どもから大人まで、幅広い年齢層の相談対応が可能になっています。ウェブサイトをくまなく見てみると、抑うつ、不安、アダルトチルドレン、トラウマ、HSP(Highly Sensitive Person「とても敏感な人」)、内気・あがり症、家族関係・職場関係・恋愛関係、死別体験などの記載もあります。年齢に関しても、問題に関しても、対処可能な範囲がかなり広いようです。

料 金

メインオフィスと複数の出張ルームがあり、若干ですがカウンセリングの料金が異なっています。前者の場合、初回面接75分10000円、継続面接60分8000円で、家族カウンセリング・カップルカウンセリング(相談者が2名以上)は初回・継続面接とも75分10000円です。いずれも2019年6月現在のものです。

多種多様な困難を抱えているクライエントに対して、短期的に肯定的変化が現れるような、効力のあるサイコセラピーが行われているようです。村松先生はブリーフセラピストを自認しているわけではないようですが、認知行動療法をベースにしながらその他の様々なアプローチを折衷的に用いることによってカウンセリングの短期化に成功しているようです。もちろん、長期的なカウンセリングが必要な対象としてアダルトチルドレンなどをあげており、クライエントの抱えている問題の解決に要する期間が人それぞれであることにも言及しています。

著書のご紹介

村松奈美先生の著書をご紹介しましょう。黄色の表紙が目を引く『人は心理学で永遠に幸せになれる』です。ワニブックスから2015年に出版されました。専門家向けではなく、一般向けの本で、多くの読者を獲得しています。以下は、この本の奥づけのプロフィールを抜粋したものです。

臨床心理士。高卒後、渡米しメリーランド州立大学心理学部・メリーランド州立大学院カウンセリング学部で心理学を学ぶ。帰国後は、精神科クリニックや児童相談所、スクールカウンセラーなどを経て、現在は大手外資系企業の社員向けカウンセリングを行い、相談数は2000件にのぼる。相談者自身が持っている成長力を活かすことで、短期間で高い効果を上げる独自のカウンセリング手法に定評あり。


人は永遠に幸せになることができます、それも心理学によって。自分はあまり幸せじゃないと思っている人、感じている人は、誰しも「幸せになりたい」と考えるものです。ささやかでもいいから、ときどき小さな幸せを感じるようになれたらよいのに。そして、それがずっと続けばよいのに。そのような方は、一度この本を手に取ってみるのがよいでしょう。

人が幸せを感じるときには、同時に揺るぎのない自信がわいているはずです。そこが本書の目指しているゴールなのかもしれません。そのような意味での幸せを実現するための法則がいくつかあって、第一法則は『3つの力をとことん使いこなす』こと、第二法則は『3つの力をプラスに循環させる』ことです。そして、その三つの力とは、「思考」と「感情」と「行動」の力ということになります。

私たちの心理システムを構成する要素が「思考」「感情」「行動」です。考えること、感じること、行動することを、それぞれフルにやってみることからスタートしましょう。次にはそれらの諸要素を結びつけてぐるぐる循環させます。やってみて、感じて、考えてを繰り返すわけです。このサイクルがネガティヴなものであると、悪循環になってしまいます。何ひとつ行動できない、がっかりする、自分はダメな人間だと責める、ますます身動きが取れなくなってしまう…………。

私なりに整理すると、この本は、思考、感情、行動のすべてをポジティヴに循環させるような、楽観性の心理学を教えてくれます。絶望していきづまっているときであっても、根拠なく「大丈夫。明けない夜はないから」とつぶやくことができる人は、不思議と落ち込んだ気分も好転していくものです。思考と感情を行動に移しましょう。

あまりにも一面的な整理だったかもしれません。この本は科学的な根拠、つまりエビデンスに基づいた心理学の知見を、一般の方々に向けて分かりやすいストーリーで解説した読み物であると思います。カウンセリングを受けようかなとお考えの方は、自分でできるセルフヘルプの方法やヒントが書かれていますので、ぜひご一読ください。

おわりに

村松先生は雑誌の“anan”にも寄稿されていて、社会に向けて積極的に発信されている方です。ブログやツイッターも注目です。代表をつとめるスカイ&リーフはとても人気のあるカウンセリングルームなので、予約するのがなかなか大変かもしれません。

横浜市で活躍するカウンセラーたちをネット検索すると、本当にたくさんのカウンセリングルームを見つけることができました。その中からスカイ&リーフを選んだのは、やはり村松先生の書かれた本のことを知っていたからです。おそらく心理カウンセラーとしては、横浜の庶民のあいだで、一番知名度が高いのかもしれませんね。

最後に、この記事は村松先生のウェブサイトを拝見して書かれたものであり、トポス心理療法オフィスでは【スカイ&リーフ】が提供しているカウンセリング・サービスの詳細を具体的には把握しておりません。カウンセリングルームへの来談をお考えの横浜の相談者の皆様は、直接スカイ&リーフにお問い合わせくださいますようお願いいたします。

 

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2019年03月28日