チャームポイントLab.(愛知県名古屋市)| 全国のカウンセリングルーム探訪

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【チャームポイントLab.】がある街、名古屋

愛知県名古屋市にある大学と言えば、中京大学と名古屋大学が思い浮かびます。中京大学はロールシャッハ・テストの片口法で、名古屋大学は同じく名大法で、それぞれよく知られています。名古屋と言えばまずロールシャッハが思い浮かぶのは、本当に職業病であると思います。

ご当地グルメだと、名古屋コーチン、手羽先、きしめん、ひつまぶし、味噌かつ、味噌おでんなどを連想します。喫茶店のモーニングは天下一品ですし、お菓子はやっぱり海老せんべいがお勧めです。学会出張の際には、中部国際空港セントレアの売店で、ほぼ毎回このエビセンを買って帰ります。

観光名所も数知れません。名古屋市博物館には円空が残した数々の仏像が展示されています。栄国寺のマリア観音、五臓阿弥陀仏、成願寺の十一面観音もよいですね。あとは金のシャチホコの名古屋城、熱田神宮、徳川園、徳川美術館、鶴舞公園、東山動植物園、それに大須商店街やレゴランド・ジャパンもはずせません。

さて、今回は愛知県名古屋市にあるカウンセリングルームを紹介します。公認心理師・臨床心理士の今井千鶴子先生が代表をつとめる“チャームポイントLab.”です。ウェブサイトはこちらです。→名古屋のカウンセリング|チャームポイントLab. 名古屋の人口はだいたい200万人くらいですから、札幌と同じくらいの私設心理相談室があるのかもしれません。そのなかでも、チャームポイントLab.にはどんな特徴があるのか、いろいろとご紹介することにします。

 

 

 

チャームポイントLab.の概要

カウンセリングルーム名:【チャームポイントLab.】

住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目

TEL:公開されていません。ご連絡はホームページの「お申し込みページ」を御覧ください。メールによるお申し込みのようです。

代表:今井千鶴子
早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了 博士(人間科学)公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士

ホームページ:https://www.charmpoint-lab.com/

 

アプローチ

認知行動療法・応用行動分析を基本として、「相談する(カウンセリング)」・「学ぶ」・「サポートする」という3タイプのサービスを提供しています。

カウンセリングは対面によるセッションとオンラインの通話によるセッションがあり、前者は愛知県名古屋市内のサロン等で行っています。後者はZoomやskypeを使って、全国どこからでも利用することができます。

さまざまな子育ての困りごとを抱えたお母様を対象とした講座、ペアレントトレーニングを行っています。

幼稚園・保育園への出張サポートを行っています。このサポートには、保護者を対象とした個別相談、気になるお子さんへの支援サポート、保護者を対象としたお話会、職員を対象とした勉強会が含まれています。

対 象

カウンセリングでご相談可能な内容は、登園しぶり、学習の悩み、発達の悩み、子どもへの接し方、親子関係など、子どもにまつわるお悩み、人間関係にまつわるお悩み、夫婦関係のお悩み、友人関係のお悩み、家族関係のお悩み、自分自身についてのお悩みなどです。なお、女性専用のカウンセリングルームのため、男性のクライエントはお受けしていないとのことです。

料 金

対面のカウンセリング 60分 8100円(税込)
オンラインのカウンセリング 50分 5400円(税込)
幼稚園・保育園への出張サポート 3時間 15000円(税別)
この料金は2019年7月現在のものです。

 

女性のためのカウンセリングルーム


今井先生の主宰する【チャームポイントLab.】の一番の特徴は、「女性のためのカウンセリング」を提供していることにあると思います。「女性のため」というキャッチフレーズを用いているカウンセリングルームには、ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害女性を援助するフェミニスト・カウンセリング中心のところが少なくないのですが、今井先生は子育て中の女性に対する支援や、社会で生きている女性固有の悩みに対する支援を行っているように思われます。きっと、女性たちの心強い味方になってくれるはずです。

今井先生は博士号の学位を取得されています。アメリカでは珍しくありませんが、学位のある開業カウンセラーは、日本ではまだまだ少ないのが現状なのです。その意味で、日本におけるパイオニア的存在であることは強調しておきたいと思います。学位論文のタイトルは『月経痛の軽減に対する認知行動的介入の効果』です。少し難しい表現になるのですが、この論文は、女性に固有の月経痛に対する臨床心理学的な援助方法を模索するために、認知行動的観点から、月経痛の軽減にかかわる心理社会的要因にはどのようなものがあるのか検討して、その要因に働きかける認知行動的介入の月経痛軽減効果を実証的に検討したものです。

生理痛でお悩みの女性は少なくありません。今井先生は、人間の心や社会的交流などの心理的・社会的視点から、いったいどんなことが痛みを緩和するのか深く研究されたのだと思います。社会生活を送っていると、痛くても「痛い」と言葉にすることもできず、鎮痛剤を飲んでしのいだり、痛みにもかかわらず何食わぬ顔をして仕事をこなさなければならない日々が続くはずです。この研究の背景には、そのような女性たちに対する応援の姿勢があるのでしょう。まことに勝手な想像ですが、今井先生の「女性のため」という思いは、硬質な学術論文の中にさえ染み込んでいるような気がするのです。

このようなしっかりとした科学的根拠に基づく心理的支援を行うことが、【チャームポイントLab.】の基本姿勢になっています。ホームページに掲載されている今井先生の写真から想像するのです。きっと、相談者の方々との交流は、温かみと優しさに満ちた安心感を与えてくれるものなのでしょう。そして、その交流の根底には、蓄積されたデータに基づいたカウンセラーとしての姿勢が貫かれていることが読み取れるのです。思いついた言葉は、「芯のある優しさ」です。

一度もお会いしたことがないにもかかわらず、ここまで想像してしまいました。

今井先生のウェブサイトの中に、こんな言葉を発見しました。サイトのトップページを大急ぎで速読していたところが、キーッと急ブレーキがかかって急停止です。これです。

「これ以上、自分を追いつめる必要はありません そして、ひとりでがんばり続ける必要もありません」

この言葉は心に染み入ります。この記事を書いている私は今井先生と同じカウンセラーなのですが、この言葉にふれてなんだかホッとしました。その後、しばらくのあいだ、この言葉を何度も心の中で繰り返しながらコーヒーブレイクとなりました。疲れた心を癒す力が、この言葉にはあります。今井先生の生きた言葉に触れたい方は、ぜひこちらのブログをお読みください。多忙な中で不定期に更新されているようです。おすすめします。

 

おわりに

 

今井先生のサイトには、クライエントの皆様の声がいくつも掲載されています。その中に、こんなことが書かれていました。「インターネットの検索順位が低いため、先生のブログにたどり着くのに時間がかかりました。私と同じ悩みをもつ人が先生に会えるように願っています」

よりによってこの部分を取り上げてしまい、今井先生には大変申し訳ないのですが、最後にひとつだけ書きたいと思います。

名古屋ほどの人口となると、カウンセリングルームの数もそれに見合っただけ多いはずです。そのウェブサイトがネット上に溢れて競争状態になるので、グーグルの検索で上位表示するのは難しくなってきます。一般的に言って、古くからあるサイトほど上位に表示されやすいのですが、今井先生のサイトは2015年に立ち上げられているようですから、それ以前に作られたサイトよりも検索順位的に不利なのです。それは、2019年に立ち上げられたばかりのトポス心理療法オフィスのサイトでは、なおのことです。

グーグルの検索アルゴリズム、もう少しどうにかなりませんかね。ユーザーにとってよいサイトをさらに発見しやすくしてほしい、本当にそう思います。【チャームポイントLab.】のサイトを全国のたくさんの方々に知っていただきたい、その思いでこの記事を書きました。でも今井先生のことは、地元の名古屋ではよく知られているのかもしれませんね。

最後に、この記事は今井先生のホームページを見て書かれたものでして、トポス心理療法オフィスでは【チャームポイントLab.】のカウンセリング・サービスの詳細を具体的に把握しているわけではありません。ご相談することをお考えの名古屋市とその周辺の皆様は、直接 “チャームポイントLab.”にお問い合わせください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

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2019年03月25日